比較的穏やかですごしやすい春の日に、チャプター徳島の第2戦イマカツCUPが旧吉野川で開催された。
一見「釣り日和」な状態に感じられるが水中のコンディションは少し違っていた。
活性の高い個体は確かに居るものの、反応してくる数は少なく、またそれを導き出すタイミングや攻め方は決してイージーではなかったようだ。
そんな状況でも絞り込んだ戦略をアジャストさせてきた選手が上位に名を連ねることになった。
今回キモになったのは、どうやらマンメイドストラクチャー・・・物陰に潜んで目の前のベイトを捕食するバス、が狙い目だったようだ。
優勝は牧野陽平選手。開幕戦をノーフィッシュの屈辱で終えてしまい目標である年間争いから遅れをとったポイントを一気に挽回!今切川テトラ帯で丹念な穴撃ちを慣行し、見事な3本をウェイイン。毎年どこかのチャプター戦で一度は優勝している男・・・2017年はココだった。
準優勝は阿部大吾選手。繊細な攻めを得意とするスタイルでおもに春先から初夏に抜群の強さを誇る男が魅せた!中~下流域のテトラを軸に穴撃ち。プラクティスで確認していた個体もしっかり仕留めて堂々の準優勝。お見事!
3位には川村達郎選手。昨年度の年間2位という成績が示す通りの実力派は勝負エリアを最下流テトラに選択。難しい状況からきっちり3本を絞り出して安定のお立ち台をゲットした。
半数近くの選手がノーフィッシュという日になった第2戦、ちなみに4位入賞の三好選手も5位の武市選手もエリアさえ違えどテトラ帯で獲ってきた個体をウェイインしている。
多種多様なエリア・スポットがあり戦略・戦術も多種多様に楽しめる屈指のリバーフィールド旧吉野川だが、限定された条件とフィッシングプレッシャーのなかでトーナメントに勝利するためにはやはり「当たり」となるパターンが存在するときがある。
今戦こそがそんなフィールドコンディションだったといえよう。
来たるべき第3戦はすでに夏真っ盛りの7月中旬に開催される。今からの魚の動きのみならず今年は水中のベジテーションもどのような具合になるのか、通いつめて練習した選手が勝利に極めて近づけることになるだろう。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 牧野陽平 | 3,562g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 阿部大吾 | 3,219g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 川村達郎 | 2,972g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 三好教仁 | 2,597g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 武市浩二 | 2,520g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | 亀井晴紀 | 2,216g | 2匹 | 25Pts. |
7位 | 相原照平 | 2,186g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | 石川晴彦 | 2,045g | 2匹 | 23Pts. |
9位 | 上村利弘 | 1,892g | 1匹 | 22Pts. |
10位 | 金田圭司 | 1,844g | 2匹 | 21Pts. |
11位 | 谷口雅信 | 1,725g | 1匹 | 20Pts. |
12位 | 植田誠寛 | 1,681g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 福光正樹 | 1,496g | 2匹 | 18Pts. |
14位 | 大谷貴志 | 1,367g | 1匹 | 17Pts. |
15位 | 六車駿一 | 1,322g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | 蓮生隆芳 | 1,169g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 徳永潔 | 1,006g | 1匹 | 14Pts. |
18位 | 白井優 | 884g | 1匹 | 13Pts. |
19位 | 山田一哉 | 829g | 1匹 | 12Pts. |
20位 | 渡辺康司 | 795g | 1匹 | 11Pts. |
21位 | 坂本信之 | 774g | 1匹 | 10Pts. |
22位 | 久次米良信 | 516g | 1匹 | 9Pts. |
23位 | 井上学 | 505g | 1匹 | 8Pts. |
24位 | 山田晃一 | 394g | 1匹 | 7Pts. |
25位 | 坂本洋司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
26位 | 石川秀夫 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
27位 | 柴田隆紀 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
28位 | 乾こうじ | 0g | 0匹 | 5Pts. |
29位 | 髙橋政義 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
30位 | 森英樹 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
31位 | 乃村厳 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
32位 | 藤本純 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
33位 | 清水和義 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
34位 | 宝子丸憲康 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
35位 | 安藝正雄 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
36位 | 森北知宏 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
37位 | 市川裕章 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
38位 | 長谷川和博 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
39位 | 林恭平 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
40位 | 大西弘也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
41位 | 竹本利正 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
42位 | 宮本拓哉 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
43位 | 平井清博 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
上位の釣り方
優勝:牧野陽平、3562g
<タックル>
ロッド:ブルーシリーズクロスアイ65L、リール:ルビアス2506、ライン:エクスレッド6lb、ルアー:ベティ3.9in/3inシャッド系ワーム(3/32oz,1/8ozダウンショット)
<エリア・スポット>
今切川下流テトラ
<リグ・ヒットパターン>
テトラの穴撃ち、小刻みなシェイク&ステイ
コメント:初戦ノーフィッシュで、幕を開けた今シーズン。しかし、自分自身の釣りを信じてやりきろうと決めて挑んだ第2戦。優勝と言う最高の結果につながり本当に嬉しく思います!サポート頂いている、ガンクラフト様、東レフィッシング様、ありがとうございました。運営スタッフ、参加者の皆さんお疲れ様でした。
準優勝:阿部大吾、3219g
<タックル>
①ベイト66LS、シマノ アルデバランBFS、サンラインFcスナイパー8lb、リューギLTオフセット3、DSデルタTG(1/16.風が強くなってからは3/32)、O.S.P HPシャッドテール2.5(ネオンワカサギ)
②スピニング63ULS、シマノ ステラ2500、サンライン Fcロックバイト3lb、ガマカツ ワーム329 #6、O.S.P ドライブクローラー4.5(モエビ)1/96ネコリグ
<エリア・スポット>
①馬詰、長岸テトラ
②今切川スロープ上流矢板
<リグ・ヒットパターン>
①ダウンショットでテトラの穴撃ち
②シェイクしながらのカーブフォール
コメント:前週のプラでこの時期のセオリーであるテトラを中心に回り二ヶ所のテトラに絞り、当日は馬詰で1本。お昼頃他の選手が離れるタイミングで長岸のテトラに入り一本。その後前週に確認していた今切の矢板に戻り一本。今回、満足の結果になりましたが次戦もしっかり魚を持ち帰れる様しっかりと練習したいと思います。スタッフ、選手の皆様ありがとうございました。
3位:川村達郎、2972g
<タックル>
トルキーストレート3.8インチ 5gDS ベイトフィネス
<エリア・スポット>
最下流テトラ
<リグ・ヒットパターン>
サイト
コメント:チャプター徳島の石川会長、スタッフの皆様、フィッシングサカイ様、チームの皆様、自分に関わる全ての皆様に感謝致します。本当にありがとうございます。
4位:三好教仁、2597g
<タックル>
①ヘラクレススパークショット アルデバラン サンライン7ポンド
②テムジンスパイダー バイオマスター2000S サンライン3.5ポンド
③DSCCー602LーAS クロナークCI4+ サンライン7ポンド
<エリア・スポット>
①応神橋桁
②③長岸の高速橋のテトラ
<リグ・ヒットパターン>
①ノイケスマイルワームマミ 1.8グラム、ネコリグ
②エコスワンプ0.9グラムネコリグ
③OSPドライブシャット2.5 3.5グラムダウンショット
コメント:朝一馬詰のテトラに行き穴撃ちしましたがノーバイト下りながら居そうな場所をねらい長岸の高速橋のテトラで運よく2匹釣ることができ、新広島橋まで下ったのですがアタリもなく今切までもどり、それまでアクションしてたのをせずに止めてたらバイト。それをキャッチでリミットメーク。 5バイト3フィッシュ、トーウナメントはいつ参加してもその時のドラマがあり、最初の1匹目が釣れるまでのあせり喜びは最高ですね。これからもよろしくお願いします。
5位:武市浩二、2520g
<タックル>
①ポイズンアドレナ L+、13メタニウム 夢屋BSFスプール、ライン フロロマイスター12lb
②ポイズングロリアス265UL-S、16ヴァンキッシュ2500S、ライン フロロマイスター 4lb
<エリア・スポット>
①②今切川 テトラ
<リグ・ヒットパターン>
①ダウンショット、ドライブシャッド3.5インチ、シンカー 3.5グラム
②ダウンショット、ハドルフライ2.5インチ、シンカー1.8グラム
コメント:参加された選手の皆様お疲れ様でした。運営の皆様また、レンタルボートKハウス様ありがとうございました。次戦は順位を上げれるように頑張ります!!