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[インデックス][NBCトーナメント情報2004][チャプター愛媛第4戦]

概要

7月下旬に四国を直撃した台風10、11号は、最終戦となる早明浦ダム全域に、強烈なニゴリの爪あとを残した。ダム周辺には土砂崩れが多発し、早明浦へのアクセスに交通規制がかかるなど、波乱に満ちたト-ナメントとなった。ダムの状況からは、タフコンディションとなる事が予想されたが、全体的にアベレ-ジサイズが大きく、多くのキロフィッシュがウエインされた。中には54.5cm、2064gのビッグバスが持ち込まれるなど、ウエインは今期最高に盛り上った。トップウエイトは4kgを越え、3kgを越えなければお立ち台にも上れない好結果となった。今回もまた増水、ニゴリでのセオリ-通り、最上流エリアと、インレットのカバ-を攻略した選手が上位を独占した。2004年度、チャプタ-愛媛のアングラ-オブザイヤ-は、徳島の瀬野正樹選手が、今期ただ一人となる全戦でのポイントを獲得し、参戦2年目にして、゛四国リザ-バ-最強゛の称号を手にした。

上位のフィッシングパターン

第1位　上田　祐介　選手
朝一、吉野川バックウォ-タ-に入ったがノ-バイトに終わる。上流エリアに見切りを付け、中流、下川ワンドから上津川ワンドの間にある小規模なインレットをランガンする。流れの当たらない側にある、小枝のチップが表層を漂うカバ-下を、4インチバルキ-ホッグ(グリ-ンパンプキン)の8gテキサスで打ちまくり、1300g平均のグッドサイズでリミットを揃えた。昨年に続く2度目の栄冠は、チャプタ-愛媛3リミット制では初となる、4キロオ-バ-での獲得となった。
　　　　　　　　　　
第2位　小松　博之　プロ
プラクティスには入れなかったが、満水でニゴリといった状況から、インレットをビッグベイトで押し切る戦略を立てる。中流、下川ワンド最上流手前のインレットで、1600gをブル-ザ-(レッド)でキャッチ。その後、白滝ワンド最上流付近の岩盤でも、同サイズをモンスタ-ジャックでキャッチした。終了間際には、瀬戸川最上流のゴミ溜まりで入れ替えとなる400gを、カットテ-ル(ウォ-タ-メロン)のライトテキサスでキャッチして、3856gをウエインした。
　　　　　　　　　　
第3位　坂本　洋司　プロ
前日のプラクティスで、吉野川最上流エリアにいいサイズを確認する。試合当日は予定通リバックウォ-タ-に直行し、マッドペッパ-マグナム(アユ、レッドタイガ-)、オリジナルウッドベイト、゛ヨウジ-゛で、8時前にはリミットメイク、11時の段階で全ての魚をキロフィッシュで入れ替えという怒涛のラッシュを見せつけた。キモは岩陰を確実にトレ-スする事だと語っていた。
　　　　　　　　　　
第4位　冨田　和成　プロ
吉野川上流に多数存在するインレットを攻略する。インレット絡みの竹ブッシュ、ゴミ溜りの中に、3/8ozラバ-ジグにビッグダディ-の組み合わせで、キロフィッシュを2本含む10本以上をキャッチした。入れ替えに悩まされたものの、最後にウッドベイトでキャッチした1本がキ-となり、3250gをウエインした。

　　　　　　　　　　
第5位　田淵　秀明　プロ
瀬戸川上流部、ニゴリとクリアの境目に位置する岬の岩盤を攻める。ニゴリの境目2mラインを、リトルスパイダ-のダウンショットで漂わせ、700～900g平均で早々とリミットメイク。その後は、吉野川最上流にある岩の張り出しのピンスポットに、1/32ozオリジナルラバ-ジグ、゛タブジグ゛(ウォ-タ-メロン)にグラブのトレ-ラ-を水平フォ-ルさせ、1本を入れ替え3146gでスコアをまとめた。

成績表