九州南部に梅雨入りが発表された6月初旬、野村ダムがある四国地方は降水量が少なく梅雨入りは未だ発表されていなかった。しかし、大会当日はスタートと同時に雨が降り始め、まとまった雨は大会中も降り続いた。近年、同時期に第2戦が開催されているが、6月上旬までは冬季水位と言われる高水位で開催されてきた。しかし今年は降水量が少ない為か、夏季水位に匹敵する程の減水状態。この低水位が釣果にどのように影響するのか全く予想が付かない展開となった。過去の上位パターンや季節の進行具合から考えると、スポーニングから回復した個体狙いが上位入賞につながる。大会中に下流の曝気装置が稼働すれば、水の流れやベイトを捕食する回復系の個体が入って来る為、曝気周辺がウイニングエリアに近いとも予想された。しかし、少数ながら大型のネストが確認された事で、手堅くネストをメインに戦略を組む選手も見られた。回復系か?ネストか?降りしきる雨の中、令和元年6月2日、チャプター愛媛第2戦イマカツ&タックルベリーCUPが開催されました。
今回優勝したのは、中四国地方を中心に数多くのトーナメントに参戦している牧野陽平プロ。スタート直後に板ケ谷橋下の岩盤エリアでフットボールジグを使い、回復系の個体でリミットを揃えて3089gをウエイン。野村戦における通算3勝目を飾った。開始から30分程で優勝ウェイトを手にしていた牧野プロ。曝気エリアのポテンシャルの高さと、牧野プロの戦略が見事にはまった結果となった。今年も地元西予市を中心に活動するグループS.A.C主催の岸釣り大会と同時開催となった。雨の影響にも関わらず上流エリアで熱戦が繰り広げられ、例年通りの盛り上がりを見せてくれた。チャプター愛媛の2019年シリーズも第2戦までが消化され、年間成績争いも折り返し地点に入った。暫定1位は長瀬憲章選手の52ポイント。それを3ポイント差で坂本洋司選手が追いかける展開となった。年間争いにも大きく影響する第3戦は、7月14日に灼熱の野村ダムで開催される予定だ。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | JB旭川035 | 牧野陽平 | 3,089g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 061220 | 大久保光洋 | 3,067g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 061383 | 長瀬憲章 | 2,888g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | JII四013 | 菊池芳郎 | 2,873g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | M068 | 村上仁 | 2,838g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | JII四020 | 亀岡広嗣 | 2,664g | 3匹 | 25Pts. |
7位 | JII四003 | 白井優 | 2,574g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | JII四034 | 石川秀夫 | 2,478g | 3匹 | 23Pts. |
9位 | 060632 | 村上太一 | 2,407g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | JB旭川026 | 藤井春平 | 2,375g | 3匹 | 21Pts. |
11位 | 061047 | 角元孝生 | 2,299g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 060925 | 坂本洋司 | 2,273g | 3匹 | 19Pts. |
13位 | 061053 | 阿部大吾 | 2,134g | 3匹 | 18Pts. |
14位 | 061056 | 上村利弘 | 2,077g | 3匹 | 17Pts. |
15位 | 061151 | 宇都潔 | 1,819g | 3匹 | 16Pts. |
16位 | 061296 | 松田拓也 | 1,671g | 3匹 | 15Pts. |
17位 | JB旭川029 | 大西弘也 | 1,462g | 3匹 | 14Pts. |
18位 | 061295 | 篠崎剛 | 1,452g | 3匹 | 13Pts. |
19位 | 061253 | 坂本信之 | 1,448g | 3匹 | 12Pts. |
20位 | 申請中 | 宮本拓哉 | 1,325g | 3匹 | 11Pts. |
21位 | 061537 | 武田和志 | 1,293g | 3匹 | 10Pts. |
22位 | JB旭川006 | 小山雅史 | 1,205g | 3匹 | 9Pts. |
23位 | JII四025 | 井原浩二 | 1,110g | 3匹 | 8Pts. |
24位 | 061413 | 三好紀昭 | 1,087g | 3匹 | 7Pts. |
25位 | 061952 | 小川雄生 | 1,073g | 3匹 | 6Pts. |
26位 | 061342 | 篠永修一 | 864g | 3匹 | 5Pts. |
上位の釣り方
優勝 牧野陽平
〈エリア〉
板ヶ谷橋周辺の岬
〈釣り方〉
フットボールジグでのズル引き
〈タックル〉
・フットボールジグ3/8oz
・スペラート65MH
・ジリオンSVTW
・エクスレッド12lb
・フットボールジグ3/8oz&ボムスライド(グリーンパンプキン)
〈メッセージ〉
サポート頂いているガンクラフト様、東レ・モノフィラメント様ありがとうございました。次戦も精一杯頑張りたいと思います。
スタッフ&参加者の皆様、お疲れ様でした。
準優勝 大久保光洋
〈エリア〉
・板ヶ谷橋下流岬(ネスト)
・稲生川筋中流護岸(サイト)
・稲生川バックウォーター手前岩盤(サイト)
〈タックルset1〉
・DAIWAスティーズ スカイフラッシュ
・DAIWAセルテート
・4ポンド
・1/16オンス DS
・OSP HPシャッドテール2.5インチ(ネオンワカサギ)
〈タックルset2〉
・ロッド DAIWAスティーズ ルガー
・DAIWAセルテート
・4ポンド
・ノーシンカー
・OSP ドライブクローラー4.5インチ(みみずぅ)
〈タックルset3〉
・DAIWAスティーズ ルガー
・DAIWAセルテート
・4ポンド
・ノーシンカー
・OSP ドライブクローラー4.5インチ(ゴリミソブラック)
〈メッセージ〉
石川会長はじめスタッフの皆さま、お疲れ様でした。おかげで、野村ダムで初の表彰台立てることが出来ました。参加された、選手の皆さま雨の中お疲れ様でした。次戦も頑張って表彰台狙っていきます。よろしくお願いいたします。
第3位 長瀬憲章
〈エリア〉
稲生川上流
〈釣り方〉
・ダウンショットリグのフォール
・テキサスリグのズル引き
〈タックルset1〉
・ダウンショット 1.8g
・キラーヒートストラーダ63UL
・シマノツインパワー2000番
・4Lb
・セクシーアンクル5.5
〈タックルset2〉
・テキサスリグ 7g
・キラーヒートストラーダ610MH
・09アルデバラン
・14Lb
・ドライブビーバー
〈メッセージ〉
会長をはじめ運営スタッフの皆様、SACの皆様、地元明間地区の皆様、いつもありがとうございます。また、参加されました選手の皆様お疲れ様でした。次戦もよろしくお願いします。
第4位 菊池芳郎
〈エリア〉
板ヶ谷橋100m上流の垂直岩盤
〈釣り方〉
ジグヘッドワッキーの超遠投
〈タックル〉
・1.8gジグヘッド
・ブラックレーベルプラス621LXS
・コンプレックスCI4+C2500SF4HG
・PE0.4号+10lbフロロ
・ネコストレート6.5in
・グリパン+ブルーフレーク
〈メッセージ〉
ローライトで苦戦しましたが、最後まで諦めない気持ちが入賞に繋がったと思います。前回60歳で5位、今回62歳で4位、次回は64歳で3位を狙います。日頃大会運営にご苦労されている石川会長ならびにスタッフの皆さまやフィールドを提供してくださっている西予市地元関係者の皆様に心より感謝致します。
第5位 村上仁
〈エリア〉
全域のオーバーハング下
〈釣り方〉
シャワーブローズソフトシェルによるフロッギング
〈タックル〉
・フェイズPCSC-72H ディッガー
・アンタレスHG
・バスザイルPE 55lb
・シャワーブローズソフトシェル キッカーフロッグ(ラット)
〈メッセージ〉
・エバーグリーンインターナショナルのフェイズシリーズより新作のPCSC-72Hディッガーの力を発揮でき、嬉しく思います。
サポートしてくださるエバーグリーンインターナショナル様、また石川会長ありがとうございました。